えっ!? 日本人には当たり前なのに…。外国人夫に驚かれたこと5つ

2017.08.30

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言葉も文化の違いも超えて結ばれる国際結婚……なんだか甘くてロマンティックなイメージを抱いていませんか? でも結局は人間と人間のつながり。互いに育った環境も違うので、意外なミスマッチに気づいて、がくぜんとすることだって少なくありません。
今回はそんな国際結婚の一端を、オーストラリア人の夫をもつ筆者がご紹介します。


オーストラリア人の夫が驚いたこととは?

筆者の夫は、オーストラリア生まれのオーストラリア育ち。日本に住んだ経験は一切ない人です。そんな彼が結婚生活のなかで驚いたこと、日本人にとっては当たり前だけど彼にとってはかなり衝撃的なこととは、一体どんなことだったのでしょう?

耳掃除している姿に衝撃…今までに一度も耳掃除なんてしたことない!

夫の衝撃度が一番大きかったのは、私が初めて彼の目の前で耳掃除を始めた時だったと思います。なぜならオーストラリア人には耳かきの習慣などなく、彼も生まれてから一度も耳掃除をしたことも見たこともない人だったからです。
それには私のほうがショックを受けましたが、でも世界的に見てみると、確かに耳かきをする日本人が特殊のようで、マイノリティー(少数派)だとか。耳とはいえ、体の内部に器具(?)を入れるなんて医師の仕事の領域だから絶対に自分はやらない、と強く主張されてしまいました。

いちいち家に入るたびに靴を脱ぐって…面倒くさい!

日本人にとって家にいるときは靴を脱ぐって当たり前すぎることですが、これも当初はなかなか理解してもらえず、苦労しました。
家の中でも靴を履く文化にもそれなりの理由があるのでしょうが、筆者はどうしてもこの件については譲れず、結婚当初は「お願いだから、土足で家の中に入ってこないで」と何度も注意していました。こちらの家はカーペット敷きの部屋も多いのですが、そんな部屋に土足で踏み込むなんて何とも不衛生な気がして仕方がなかったのです。「家の中では靴を脱いで、そのほうが絶対衛生的だから」と何度も口を酸っぱくして言っていた記憶があります。
でも一般のオーストラリア人のなかには家のなかで靴を脱ぐことに抵抗感がある人もいて、そんな人がお客様として来られた時は、対応に困ってしまうのも事実。生活習慣の違いを克服するのはなかなか難しいものです。

緑茶・ジャスミン茶・ウーロン茶・抹茶…飲むお茶の種類が多すぎ!

オーストラリアでお茶といえば、やはり何といっても紅茶が主流。“グリーンティー”もありますが、まだまだ少数派です。でも日本人にとっては、紅茶以外にも緑茶・ジャスミン茶・ウーロン茶・抹茶・ほうじ茶・玄米茶などさまざまなお茶がおなじみで、その時の気分次第で違うお茶を飲みたくなるものです。私はお茶党なので自宅でも好きなお茶を何種類か用意して、いつでも飲めるようにしているのですが、これも夫にとってはかなりの“異文化”と映っていたようです。
ちなみにオーストラリアでは、日本のようにペットボトルでいろいろなお茶が売っているということもないので、飲みたければ全て自分で作らなければなりません。

作った日よりもおいしい“翌朝のカレー”がまったく理解できない!

最近では“翌日のカレーは危ない”ということも言われていますが、個人的には作ってから1日おかせたカレーが大好きで、カレーライスを夕ご飯として食べた翌朝に再び朝ご飯として食べるのが、楽しみのひとつでした。夫もカレーライスは好きだと言うので、「食べてみる?」と誘ったところ、答えは“ノー”。理由は朝からそんなヘビーなものは食べられない、ということなのです。
確かに彼の朝ごはんといえば、毎日シリアルのみ。朝食はいたってシンプル、粗食なのです。そんな食文化からすると、朝からカレーは全く理解に苦しむというところなのでしょう。

結婚しているのにアイドルやマンガの2次元キャラにハマりこむなんて異常!?

日本では結婚してもジャニーズなどアイドルの追っかけをしたり、漫画のキャラにはまったりというのはそう珍しいことでもないこと。とはいえ、これもオーストラリア人の夫からすると奇異な現象に映っているようでした。アイドルにのめり込むなんてせいぜいティーンエイジャーくらいまでで、それにマンガのキャラなんてそもそも非現実的なものをどうしてそこまで真剣に好きになれるか、正直理解に苦しむというのがオーストラリア人夫の考え。
とはいえ、いくら入れあげたところで、現実の浮気に発展するわけではないので、特に止めたり、干渉もせず静観するに留まるというのが彼のスタンスです。

まとめ

生活習慣も文化も違うからこそ、悲喜こもごもの国際結婚生活。時には面白く感じたり、またある時は違いにイライラしたり、ストレスを覚えたり……という毎日です。でもこんな驚きこそ、相手をより深く知るための第一歩、なのだと信じていきたいと思います。

2017.08.30

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。

三井みちこ

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