渡辺早織@cinema 今月の映画「アリス・イン・ワンダーランド ／時間の旅」

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こんにちは、渡辺早織(@w_saori)です。 今月紹介する映画は「アリス イン ワンダーランド ／ 時間の旅」。
「不思議の国のアリス」のその後を映画化し、世界中で大ヒットを記録した 「アリス・イン・ワンダーランド」から6年ぶりにアリスがかえってきたのです。
前回に引き続き、ティム・バートンやジョニー・デップやアン・ハサウェイをはじめとする豪華キャスト、スタッフが集結し、その再タッグに映画ファンならずとも注目が集まっています。

それでは待望の映画、「アリス・イン・ワンダーランド ／ 時間の旅」はいったいどんな物語となっているのでしょうか……!?

あらすじ

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船長として日々活躍していたアリスが、愛する父から譲り受けた大事な船「ワンダー号」を奪われそうになるというピンチに直面するなか、再びアンダーランドへと誘われる。
そこには、悲しい「過去」にとらわれて現在のことを忘れてしまったマッドハッターがいた。
アリスは彼を助けるため、時間を司る「タイム」に逆らい過去に戻って奮闘するなかで、「時間」の本当の意味に気づいていく……。すべてが順調に進み、万事解決かと思われたが……!?

この映画の見どころは!?

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この映画の舞台となる、アンダーランドというワンダーランド。なんと言ってもその“不気味さ” が一番の見どころ。出てくるキャラクターはどこかかわいさのなかに不気味さが入りまじり、目をそらしたくなるのについ追いかけてしまう。 気づいたときには、すでにこの世界の住民たちに釘付け！
自分もアリスになってこの世界に飛びこんでみたい！　そう思わずにはいられないのです。

魅力的な豪華俳優陣

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前作に引き続き、マッドハッターを演じるジョニー・デップや白の女王のアン・ハサウェイももちろん気になりますが、注目したいのは「アブソレム」の声を演じるアラン・リックマン。
アブソレムは、昔アリスに「お前は誰だ？」と哲学的な問いを投げかけた芋虫。今作ではなんと羽化して美しい青い蝶へと姿を変えており、アリスをワンダーランドへ誘う重要キャラクター。
その声を演じたアラン・リックマンはハリーポッターのスネイプ先生役でも有名で、本作が彼の遺作となりました。

この映画に隠された真のメッセージとは？

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この映画のテーマである「時間」。
アリスにとって、「時間は奪うもの」であり、「過去」は時間に奪われたものなのでその過去を変えることですべてをとり返せると思っていました。
しかし、過去を変えることなどできないことに気づいたアリスが、時間の本当の意味に気づきます。過去を憎むのではなく過去から学ぶということに。

つねに時間に追われて生きている現代の日本人にとっても、大きなキーワードとなっている「時間」。どうやって時の流れとともに生きていくのか、この映画を通して改めて自分自身を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
「明日やろう」を7回言えば1週間。「来月やろう」を12回言えば1年間。あのときやっていれば……と過去を後悔するのではなく、「今」その一瞬をていねいに生きることが、現代人にとっては大切なのかもしれません。

▽ 映画「アリス イン ワンダーランド／時間の旅」

7月1日（金）全国ロードショー
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