気をつけて! 部下が嫌がる上司の行動4つ
部下と上司の間には、高くて分厚い壁がありますね。上司を立てるために気をつかったり、立場を気にしていると、ざっくばらんなお付き合いなんてできやしません。部下は本音を隠して上司と接しています。
今日は、そんな彼らが上司にして欲しくないことについてです。あなたはうっかり部下の嫌がることをしてはいませんか?
1:仕事と恋愛を公私混同する上司
かわいい嫁のグチ、子どもののろけ、おおいにけっこうです! がしかし、社内恋愛をするなら、円満にしてください。とばっちりをうけるほうはたまったものじゃないです。
とくごめんこうむりたいのは、社内恋愛の痴話ゲンカが原因で部内の空気が悪くなるシチュエーションでしょう。仕事は仕事と割りきれないのであれば、どちらか一方が職場を変えるなりしていただきたいですね。
「大人とはなにか?」について、400文字以内にまとめてご提出いただきたいッ!
2:よかれと思って営業成績を横流しする上司
部下はわかっています。それは上司の優しさなのだと。フォローをいれてくれるのがありがたいことだとわかっています。販売業界あるあるですね。
部下は、表では笑顔でいることでしょう。ですが、腹の底では、正直やめてほしいと思っています。仕事に誇りをもっている人であれば、その内心は複雑なものです。成績は自力でとった数字にこそ、価値がありますからね。心の底から手放しで喜んではいないでしょう。
横流ししたときに、ウェルカムで受けとる部下についても、考えものです。他力本願街道まっしぐらですからね。
真面目な人間ほど、やんわりと断りをいれてくるはずです。そういうときは、部下のプロ意識を尊重していただきたいものです。もしも、部下の売上が心配なのであれば、一度焼き肉にでも連れて行ってあげてください。
そして、「よくやっているのは、わかっているよ」と激励してあげてください。横流しした以上の数字をあげてきてくれますよ。間違いありません。上司の期待に、部下は素直にこたえたいと思うのです。
3: 部下がのぞまないエコヒイキをする上司
エコヒイキほど、ありがた迷惑なものはないです。パワハラと言われても文句は言えません。
えこひいきは、けしてウィンウィンの関係にはならないのです。あなたが上司という立場で、お気に入りの部下がいるのであれば、一度、あなたと一緒にいるときの部下の顔を見てください。笑顔がはりついていませんか? あなたがいることで、明確なメリットを相手は手にしているでしょうか。そうでないのであれば、あなたの愛情は、パワハラという恐怖でしかないです。控えていただきたいのです。
お気に入りの部下が人間関係でやめる理由は、あなたのせいかもしれませんよ?
4: 部下のグチを本人に暴露する上司
ぎゃー! なんということをするのですか! 悪意なんてないんでしょう!? 責任感だけで本人にチクってしまわれたのでしょう!? そういう人が、一番タチが悪いのですよっ! 部下が上司にこっそりと話したのですから、その時点で、他言無用だということは察してください。「あなただから」と心を許した部下の気持ちを踏みにじらないであげてくたさい。親切心でやったことが、部下を人間不信にしていることだってあるのです。
いかがでしたでしょうか?
少しばかり辛辣な内容になりました。わかっていただきたいのは、「自分が上司だ」とカンバンを掲げる以上、部下は上司に求めていいものがあるということです。そして、それに応える義務が上司の義務。部下は、上司に夢を見たいのです。どうか、肩書だけの上司にはならないでいただきたいです。