しなやかな私をつくる本 vol.7~『大人なのに可愛い理由』~

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2016.02.23.Tue

女性が生き方や考え方をアップデートし、つよくしなやかな自分を目指すのに役立つ本を月に1冊紹介します。

年を重ねた女性にしか出せない美しさ

年齢を重ねるのは嬉しくないし、怖い――。年をとるにつれて落ちにくくなる体重、目立ちはじめるシワやシミ、みずみずしさを失う肌……つれづれなるままにあげてみると、暗い気持ちになってしまいますね。
でも、それは「もう年齢も年齢だし」と開き直って、なんのケアもしなかったら、という仮定での話。自宅で丁寧にセルフケアをして、ときにはプロの手を借りて、とやっていると、きれいは保てます。周囲の年上の女性たちを見ていると、それはあきらか。
また、若さでは到底太刀打ちできない、円熟味あふれる女性にしか醸し出せない迫力のある美しさもあります。だから、年をとるのは怖いことではないし、むしろ楽しみながら進んでいきたい。そう思えるのが理想です。

理想の自分を固めていくプロセス=年をとること

「自分らしい美しさ」について考えているとき、おしゃれな表紙に惹かれて手にとったのが、美容家・ビューティライフスタイリスト 神崎恵さんの最新刊『大人なのに可愛い理由』でした。
41歳にして3児の母であり、美容家として絶大な支持を誇る神埼さん。数々の著書はベストセラーとなり、累計76万部を突破するほど人気を集めています。本書では神崎さんの最新の美容法や美容哲学がまとめられた一冊です。
冒頭で神崎さんはこう語っています。「年を重ねるということは、なりたい自分に近づくということ。1日1日感じて、迷って、悩んで、理想の自分を固めていくプロセス」だと。
さらに悩んだり、迷ったりした20~30代を経て、40代をむかえてから「加えることより削ぎ落とすこと、『すべて』ではなく『有効なものだけ』をどう選ぶかが大事だということに気がつく」と打ち明けています。「今何歳だなんて関係なし。女はいつだって、何歳だって、なりたい自分を楽しむことができる」。この力強い言葉からも勇気をもらえます。

湿度を感じさせる香りのつけ方

日々、理想の自分を組み立てるため、知恵を身につけたり、技を編み出したりしている神崎さん。彼女がこれまでに見出してきたテクニックが、余すことなくつづられた本書では、目からうろこのアイディアがズラリ。
たとえば「RULE17」で書かれているのは香り。神崎さんは仕事相手から「(神崎さんが)ドアを開けて入ってくる前からいい香りが漂っている」と言われたことがあるそう。香りはその人のイメージをつくるものだからこそ、そこまで言わしめるのはすごいこと。
そんな神崎さんが意識しているのは「微熱を帯びた香り」、もっと噛み砕いて言うと「ほどよくカラダのにおいと温度とフレグランスがまじり合った香り」。
そうするために、心がけているのは裸の状態で体に香りをつけること。お腹やバスト下につけるといい塩梅で体温と混ざり合い、湿度を感じさせる生っぽいにおいになるのだとか。
ほかにもバストと背中に甘い香りと辛めな香りをつけわけて、ミステリアスな香りをまとう、といった驚きのテクニックも紹介されています。
香水との付き合い方は、どこにつけるか、どうつけるかなど、なかなか悩ましいところ。今日からでも使えるアイディアが満載なので、参考にしてみては。

顔だけじゃない。スキンケアは全身で

神崎さんといえば、じゅわんとしたツヤ肌の持ち主としても知られています。そのツヤ肌づくりの舞台裏で行われているのは、顔だけではなく、裸になった状態での「全身の肌ケア」。
というのも、肌は一枚でつながっているから。顔だけケアしても、他がカサカサ……ではなんだか物哀しいですよね。
とくに顔を挟むデコルテに加えてバスト、頭皮は、より入念なケアを行っているそう。スキンケアコスメをリンパが集中しているデコルテをこえ、バスト部分までつけてケアすることで、たるみ予防や顔の透明感アップなど、いいことづくめといえます。
使用するスキンケアコスメは規定量の1.5倍。ケチらないのがポイントです。広い部分は手のひらで、細かい部分は指の腹を使って、丁寧にプレスしていきます。10〜15分後、時間を置いて、気になる部分には重ね塗りも。
美しい人がやっている習慣からヒントを得て、年齢を気にせずきれいを楽しみ続けたい女性におすすめの1冊です。

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記事を書いたのはこの人

Written by

池田 園子(いけだ そのこ)

岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。
写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子