元「りぼんっ子」のアラサー女子も必見！　連載20年の4コマギャグマンガ『HIGH 　SCORE』の魅力って？

最近、続々と90年代に連載されていた少女漫画の続編が発売されていることをご存知でしょうか？　『赤ずきんチャチャ』の続編『赤ずきんチャチャN』、『ママレード・ボーイ』の13年後を舞台にした続編『ママレード・ボーイ little』など、当時のファンである現アラサー女子を中心に楽しめる漫画が、多く連載されています。続編が読めるのは、懐かしい気持ちがよみがえりとても嬉しいですが、今回ご紹介したい漫画『HIGH SCORE』（津山ちなみ／集英社／※現在14巻まで発売中）もすごいのです……！

『HIGH SCORE』ってどんな漫画？

『HIGH SCORE』は、少女漫画誌『りぼん』で、1995年から20年間、連載を続けている４コマ漫画です。イケメンや美少女始め、数々の個性豊かな、アクの強いキャラクターの日常生活が楽しく描かれていますが、絵がセクシーでとても美しいのはもちろん、キャラクターたちが全く年をとらないのに、おもしろさが巻数を重ねるにつれてバージョンアップしている所も素敵です！今回は、そんな『HIGH SCORE』の魅力をお伝えしたいと思います。

『HIGH SCORE』の魅力って？

『HIGH SCORE』の一番の魅力は、少女漫画では中々お目にかかれない、個性豊かなキャラクターが登場する所だと思います。首引高校三大美少女の一人で、女優の母と、元モデルで現住職の父を持つ、顔は美しいけれど、最強にワガママな主人公「藤原愛美（ふじわらめぐみ）」を始め、愛美（めぐみ）の彼氏であるイケメンナルシスト「政宗（まさむね）」先輩、殴られても絶対死なない、甘ったれで浮気性のお坊ちゃま「京介」など、ビジュアルは美しいのにちょっと（いや、大分……）変わっているキャラクターが次々に登場します。
そして、もはや人間ではない「ちゃぶ台妖怪」（守護霊で、ちゃぶ台から足が生えている）の「ゴンちゃん」や、メガネを外すと骨格ごと変わり、イケメンに変貌する音楽教師「多摩（だま）先生」など、時にカオスな雰囲気が存分に楽しめるところも、夢中で読んでしまう魅力の一つです。

筆者は『HIGH SCORE』を小学校低学年から20年間、ずっと読み続けてきたので、いつの間にか登場人物の年齢を大分超えてしまったのですが、『HIGH SCORE』は、ずっと飽きずに楽しむことができています。それは、ギャグがおもしろいだけでなく、時に複雑な心理描写やエロやグロなども描かれており、枠にはまらないキャラクターたちが、予想を超える大暴走を繰り広げてくれるからです！　異彩を放った少女漫画として、子どもから大人まで長～く楽しめるマンガです。良かったらぜひ、読んでみて下さいね。