読書初心者さんこそ読むべき、ぐいぐい引き込まれる推理小説5選

  • f Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • B!はてなブックマーク

2014.12.23.Tue

「本を読もうとは思ってるんだけど、なかなか難しくて……」なんて方、読者の皆様にもいらっしゃるかしら。読書は思考力・発想力・コミュニケーション能力を上げ、ストレス解消にもなると言われています。「それでも、何から読んだら良いのか分からなくて」というあなたのために、今回は推理小説をこよなく愛する筆者が、本当に面白いミステリーを5冊ピックアップいたしました。

そもそも、“ミステリー”って?

何か事件が起こり、その謎を探偵(または刑事、または猫、その他)が解決する話、と思ってしまいますが、厳密に言えば推理小説とミステリーは違うものとされます。さらに言うなら本格推理小説ファンの間では、ミステリーは推理小説、ミステリ(伸ばさない)が本格推理小説というニュアンスで使い分けられています。そして本格推理という定義もややこしく……ここではやめておきましょう……。
筆者を含め一般の推理小説読者からすればそのジャンル分けは正直あまり興味がないところで、一番大切なことはそのミステリーが面白いかどうかです。ページをめくるコンマ何秒さえももどかしくなるような、そんな本を以下でご紹介いたします。有名なものからマニアックなものまで、ミステリー初心者さんにこそオススメしたいセレクトです。

ぐいぐい引き込まれる推理小説5選

1:『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティー/ハヤカワ文庫―クリスティー文庫

世界で最も売れたミステリー作家であるクリスティーの、世界で最も売れたミステリー小説です。あまりにも有名なこの一冊は、推理小説入門編と呼ばれるほどの読みやすさ。ストーリーもハラハラドキドキ、誰が犯人なのだろうと夢中になる、まさに王道のミステリーです。

2:『我らが隣人の犯罪』 宮部みゆき/文春文庫

表題作を含め5本の短編で構成された一冊。ミステリーには血なまぐさい事件がつきものだ、という思い込みを消し去ってくれます。なんと5作中4作が殺人以外のミステリーなのです。中でも『サボテンの花』は読者人気も高く、お子さんがいる方にぜひ読んでいただきたいと思います。ラストシーンの感動は、本当に涙ぐんでしまいます。必見です。

3:『あなたも殺人犯になれる!』 赤川次郎/角川文庫

なんというタイトルでしょうか。筆者は初めて目にしたとき、思わず二度見をいたしました。「殺人はゲームだ」と明言する逃亡中の凶悪犯が、刑事になりすまし主人公のもとへやって来る……という物騒なタイトルにぴったりな恐ろしい話ですが、赤川氏独特の軽妙なタッチで描かれているために非常に読みやすくなっています。

4:『儚い羊たちの祝宴』 米澤穂信/新潮文庫

見る気もなかったグロテスクな美術品を気がついたら凝視していた、なんて言い方がこの一冊には相応しいかもしれません。暗黒ミステリーと呼ばれるものなので好き嫌いはかなり分かれるのでしょうが、筆者はハマってしまった側です。5つの短編はいずれも若い令嬢、または使用人の一人称で、そこはかとなくただよう背徳感がたまりません。読み終えた時の鳥肌にはご注意を。

5:『魔女の死んだ家』 篠田真由美/講談社ノベルス

『珊瑚のような、寒緋桜の花びらが散るような、真っ赤な真っ赤な血の色です――』文章のそこかしこに耽美で妖艶な雰囲気が漂うこの一冊は、建築探偵シリーズのスピンオフ作。「男の欲望にたやすく火を点けるみだらな目と、同時にそれを吹き消してしまう冷ややかな口調」で“魔女”と呼ばれる美しい女性、一本のしだれ桜、男と女の関係……。ちょっと退屈な夜に読んでいただきたい作品です。

いかがでしたか? 少しでも興味を持っていただけると幸いです。ぜひ、お読みになってくださいね。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

Googirlの最新記事をお届けします

記事を書いたのはこの人

Written by

香 みちる (カオリ ミチル)

都内在住のジュエリーデザイナー。
好きな宝石はダイヤモンド。好きな香りはムスク。
趣味は乗馬、バイオリン、旅行、そしてSM。