「結婚=幸せ」ってホント? 『傷つきやすい私たちが幸せになる方法』を読んで考えてみよう。

2014.10.25

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社会全体が方向感覚を失っているような昨今、将来に不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
未来を必死にみつめても、景気は悪いし、頼れる人もいないし、これからどう生きていけば良いのかわからない……。だからこそ、一発逆転! とばかりに、恋愛や結婚に大きな期待を寄せたいけれど、草食男子はますます増えるばかりで、それすらも上手くいかない……と嘆きたい時はありませんか?
今回は、そんな女性にぜひ読んで頂きたい、直木賞作家の石田衣良さんが執筆された『傷つきやすい私たちが幸せになる方法』(PHP文芸文庫)という本をご紹介します。鋭い視点とソフトな語り口で、「結婚=幸せ」ではない時代の「本当の幸せ」を考えた一冊です。それでは、本書を参考に「傷つきやすい私たちが幸せになる方法」を考えてみたいと思います!


自分をあまり大切にしすぎない!

世の中の男性の草食化が著しい今、「待っていれば相手のほうから動いてくれる」というのは、幻想です。男性相手に「狩られそうな」スキを見せてみたり、真面目であることをよしとするばかりではなく、やわらかくバランスをいじってみれば、途端にモテだす人も案外多いかもしれません。わざとらしいスキンシップやモテテクニックだって、使えるものはどんどん使いましょう。
例え失敗しても、周りの女子たちから悪口を言われても、なんの思考錯誤もしていない人より、あなたは一歩先を行くことができます!

「結婚×自分基準≒幸せ」

仕事や趣味の世界に生きがいを見出す人も多いですが、女性はやはり「結婚」に重きを置く人が少なくないですよね。確かに結婚は「人生の節目」ですが、「ゴール」ではないことを覚えておいてもいいかもしれません。今は、いろいろな事情で自分の将来に不安を抱えている人が多いし、女性が必ずしも家事に専念しなくなり、男性もまた、必ずしもそれを望まなくなっている時代です。
現代の恋愛や幸せには、みんなに共通する唯一無二の回答は存在しません。
まずは、あなたの目指す幸せやライフスタイルの方向性を見定め、「自分が結婚に求めるもの」を考えてみることが大切です。

いかがでしたか? 本文では「こうすれば誰でも幸せになれる」とか、「パーフェクトな男性と結婚できる」といった都合の良い作り話は書いてありません。ですが本書は、自分だけの新しい幸せの見つけ方が、たくさんの前向きなアドバイスとともに書いてあります。
よかったら、本を読んでみてくださいね。

2014.10.25

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記事を書いたのはこの人

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Written by さゆ

87年生まれのフリーライター。 本とワンコとカフェが大好きです。 いつでもアワアワしています。 ツイッター:@sayulog  写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子