えっ、必要なかったの……!? のどちんこに、おへそに、◯◯に……人体の役に立たない部位ベスト5
「ああ、私or俺って世の中のなんにも役に立ってないけど、生きていていいんだろうか……」そんなふうに頭を悩ませたことのある人はいませんか? 今日も息を吸って吐いただけ! とか、食べて寝ただけ! なんて休日もあるかもしれません。そんな方々に朗報(?)です。身体の部位であんなにも自己主張をしているのに、実は役に立っていない部位がいくつかあるとご存知でしたか?
今回は、たいして役にたっていないくせに堂々と存在を主張し、生き続けている身体のパーツベスト5をご紹介します。
生まれてからは、あんまり役に立っていない身体の部位
1:のどちんこ
まだ生まれる前の胎児だった頃に、口蓋がふたつにわかれていたことの名残である「のどちんこ」。のどの奥にぶらさがっている不思議なパーツのひとつです。生まれてからは特に役割があるだけでもなく、あってもなくてもどっちでもいい不要な存在になってしまいます。最近ではいびきの原因のひとつともされ、いびきをかかないようにとのどちんこを切除してしまう人もいるんだとか。
役に立たないとはいえ、いざのどちんこがなくなった喉を見ると、少しだけ切ない気持ちになりそうですね……。
2:おへそ
母体にいるときは最も役立っていたのに、生まれてからはまるで無意味な存在になってしまうのが「おへそ」。洗ったり手入れをしないと悪臭が漂ってくるので、むしろ邪魔と言ってもいいかもしれません。お腹の真ん中に堂々と穴が空いていますが、出産後に生きていくうえで役に立っていないそう。かなり役立っていたという過去の栄光があるので許されるのかもしれません。
3:親知らず
大昔の人は、食べるものが少なかったため、カロリーを摂れるよう今よりも植物をよく噛んで食べる必要があったそうです。というわけで、昔はもっとも奥にある臼歯としてきちんと役立っていたこともある「親知らず」。悲しいことに今では綺麗に生えそろう人はほとんどいません。それどころか邪魔者扱いされ、生えてきた途端に痛い思いをして抜く人がほとんど。役立っていた頃の記憶はいずこ……。
4:男性の乳首
男性がお母さんのお腹にいるときに、ホルモンで性別を分ける前に形成された乳汁を分泌する器官であった「乳首」。女性は出産や赤ちゃんへ母乳をあげるために乳首が必要ですが、男性には必要ありません。そもそも男性に母乳を出すための機能は備わっていないので、ただちょこんと胸板に乳首が乗っているだけで役に立っていないのです。
とはいえ、いくら役に立たないからといって乳首を取り除いてしまうのは痛そう……。また、乳首が好きな人もいるのでそこまでいらないパーツだと言い切るのも難しいですよね……。
5:体毛
パーツというか、単純に「毛」です。今では「ムダ毛」と称され、忌々しい存在として忌み嫌われていますよね。一部の人たちは「体毛の良さ」を主張しますが、女性の多くは剃るなりサロンに通うなりして毛の存在を否定しています。ケガをしたときにすぐに消毒が浸透したりするのも毛ナシの状態のほうが◎。
大昔には外敵から身を守ったり、むしろ魅力を高めるひとつとして役割をもっていたそうです。今では指毛でさえ魅力的に思われないのはちょっと悲しいかも……。
というわけで、役に立たなくても、そして否定されたり取り除かれたりしても、堂々と生きている身体のパーツたち。強くてたくましい彼らに拍手を。そしてどんなに役に立たずともなくなると悲しいものです。「いるだけ」で価値がある、存在していることが大事ということを5つのパーツから学んだ気がします。