パワースポットで本当にパワーもらえたの? 痛々しいスピリチュアル系女子を卒業することにしました

2014.08.04

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最近まで、パワーストーンやパワースポットなど、女性の間でこれでもかというくらいに流行っていたスピリチュアル。ところで、パワーストーンやパワースポットに行って何か変わったでしょうか? 筆者は数年前にパワーストーンを購入して運命の出会いを待ちわびましたが、誰とも出会いませんでした。さらにパワースポットにも足を運んだのですが、自然の空気を吸っただけで終わりました。当たり前と言えば当たり前です。
今回は、「スピ系女子を卒業しよう!」をテーマに、これまでの痛い行動をふり返ってみたいと思います。


スピ系女子の痛い行動1:パワーストーンに必死で願う

パワーストーンを購入し「ソウルメイトを引き寄せられますように……」と願っていました。もちろん毎日つけて歩きます。次第に肌身離さずつけているパワーストーンが愛おしくなって、また新しく購入します。パワーストーンって結構高いんですよね。お金をかけるのに比例して、重くなっていく左腕のブレスレッド。
要は、「つけているだけ」で満足していました。

スピ系女子の痛い行動2:パワースポットで浄化された気になる

パワーストーンをつけたあとは、パワースポットを狙って足を運びます。パワースポットはたいてい「自然が豊かで空気が綺麗な場所」です。いかにもパワースポット。緑にあふれた場所でしばらく時間過ごすので、もちろん悪い気はしません。むしろ「幸せを吸収してるわ」という気持ちになります。さらに調子に乗って「私、浄化されていっている……大地の恵み…!」とミュージカルでも踊り出したい気持ちになります。
つまり「場所や雰囲気に酔って」いました。

スピ系女子の痛い行動3:水晶とか塩とか持ち歩いちゃう

パワーストーンに飽きたらず、水晶とか塩を持ち歩いてしまいます。塩は食べるためではありません。「塩は、邪気から私の身を守ってくれる……」と信じていたからです。塩を紙に包んでブラジャーに入れたり、玄関や邪気の溜まっていそうな場所(妄想)にまいたりと、ひたすら「ソルト!」です。どんなときも「ソルト!」です。
塩に「とりつかれて」いたのは自分でした。

スピ系女子の痛い行動4:宇宙と交信する

そのうち、宇宙との交信をはじめるようになりました。「宇宙は私とつながっている……」と思い込み、幸せへと導かれるように願うのです。宇宙様、お願いします。どうかお金持ちにしてください、私に幸せを運んでください……と。なんと他力本願なのでしょう。
「お星さまにお願いごと」をするのは12歳で卒業するべきでした。

結論:パワーストーンもパワースポットも「気分が変わるだけ」

スピリチュアルは「幸せになりそうな」気持ちになるだけです。そして「パワーをもらっているような」気持ちになるだけです。つまり、努力せずに肌あたりいい言葉を欲しているだけでした。
パワーストーンを買ったり、宇宙に願ったりするだけではもちろん幸せになんてなれません。もうきゃぴきゃぴしていられない年齢にもなってきたので、他力本願は卒業して自分で考えて行動し、幸せを切り拓いて行こうと思います。

2014.08.04

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記事を書いたのはこの人

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Written by 小林リズム

91年生まれのライター/コラムニスト。 IT系メディアの広告や編集者を経てフリーライターに転身。 育児系インフルエンサーとして「ゆるい育児」に関する話題を発信中。 コラムでは婚活・ママ・子育てのジャンルをメインに執筆。 ブログ:http://kobayashike.com/ インスタグラム:https://www.instagram.com/kobayashirizumu/ note:https://note.mu/uchidareiko