私たちがイギリス王室キャサリン妃を大好きな理由

2013.11.30

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その抜群のルックスと好感度でイギリス国民のハートをわしづかみにしたキャサリン妃(31歳)。今年7月には、長男で将来の国王になることが約束されたジョージ王子を出産、母としてもその魅力はますます高まるばかり。これだけ有名でありながら、アンチの声がほとんどあがらず、誰からも愛されキャラなキャサリン妃のアラサー世代ならではの魅力を探ってみました。


相手が王子様であろうと…、一途に恋愛を貫き通す姿が女性の憧れ

これだけ恋愛がカジュアル、自由になった時代なのに、キャサリン妃は大学以来ずっとウィリアム王子一筋。恋愛を続けることが苦しくなり、2度の破局をしても、ちゃんと復縁してより絆を強めていました。そして9年越しの恋愛の末、30になるギリギリ手前で結婚というのはまさに現代女性の憧れをそのまま形にしたような恋愛スタイル、その一見古風にも思えるほどの一途さは、なかなかマネできるものではありません。

王室に入っても、自分のスタイルや流儀は守って、受け入れさせる交渉力の高さ

ダイアナ妃と異なり、まったくの一般庶民から王室に嫁いだキャサリン妃。でもだからといってただ従順に王室の伝統的なしきたりに従うタイプではありませんでした。筆者も驚いたのは、ジョージ王子出産後、自分の両親の住む家で静養するというもの。“里帰り”という習慣のない英国ではかなり異例のことといえるでしょう。でも出産後、心身も弱り果てているのに赤ちゃんのお世話もしなければいけない大変な時期を乗り越えるには、自分の肉親に頼るのが一番と確信し、その要求を王室に受け入れさせるあたりさすがです。
さらに、ジョージ王子の洗礼式も大々的なものにせず、本当に身内だけで済ませ、シンプルなものに徹していました。招待されなかった王室メンバーも数々いたようです。それでも体裁にこだわらず、自分のスタイルを守って、王室に受け入れさせるには相当の交渉力が必要なはず。夫であるウィリアム王子のサポートももちろんでしょうが、かなり賢い女性だと感じさせられます。

ぽっこりお腹に、白髪も……。“パーフェクト”なルックスでないときもある、自然な姿を見せる勇気

ジョージ王子を無事に出産し、退院するシーンでは、「お腹がだいぶぽっこりしているのでは」と話題になりました。出産直後なのですから、当然のことなのにメディアは大分騒ぎ立てました。もう少し目立たないようにすることもできたでしょうが、あえてそんな自然な姿で大衆の前に立つというのは、彼女のように世界中から注目されるセレブの場合、かなり勇気のあることだと思います。
また最近では、「育児疲れで白髪も見える」という話が出てきたり……。でも子どもを持つ女性なら、「赤ちゃんが新生児で、母乳で育てているならそれだけで大変な時期、わずかな白髪のことまで気にしていられないわ」と思えることではないでしょうか。そんな姿に“英国王室のキャサリン妃だって、母としては私たちと同じ、ひとりの女性なのだ”と共感し、勇気づけられた人も多いのでは。
セレブ中のセレブだからといって、常に“パーフェクト”な姿をキープせず、ときには自然な姿をあえて私たちに披露してくれるキャサリン妃の勇気に感服の思いです。

誰もが憧れる素敵なルックスだけでなく、知性と勇気も備えたキャサリン妃。同世代としてこれからもますます目が離せない存在です。

2013.11.30

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。