【第2回】気になるWebガールに会いに行く サイバーエージェント ホムペアプリ「Candy」担当 永山瑛子さん・植田祥子さん【前編】

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2012.10.04.Thu

Web業界で働いている旬の女子に会いに行く新連載です。仕事のことからライフスタイルまで幅広くお話を聞いてきます。第2回目は、サイバーエージェントに勤務している永山瑛子さんと植田祥子さん。女子中高生に人気のスマホ向けホムペアプリ「Candy」担当プロデューサーとデザイナーです。

サイバーエージェントといえば、仕事のデキる女子というだけではなく、美女揃いであることでも有名。
確かにこの日出迎えてくれた主役のおふたり、マーケティングの女子、広報の女子……みんな揃いも揃って美人すぎっ!
一体どうなってるのよ~この会社。ということはさておき、4月にリリースされて以来、ダウンロード数が40万件を突破した人気アプリ「Candy」を担当する、永山瑛子さんと植田祥子さんに密着してきました。

インタビューは「Candy」の話からスタート。私もダウンロードして遊んでみました。
「Candy」とはプロフィールや写真、ブログのデザインを自由にカスタマイズして、自分だけのオリジナルホムペを作成できるスマートフォン向けのアプリ。現在会員の95%が女性で、13~19歳が半数を占めるなど、女子中高生を中心に会員数を伸ばしています。
昔ガラケーで流行ったサービスをスマホ向けにアレンジした、イマドキっぽさもありながら、大人女子にとってはある種の懐かしさを感じられるアプリでもあります。

はじめまして。私も遊んでみたのですが、Candy面白いですねー!
女子中学生ユーザの「ファンになる(投稿を購読する)」とすぐ反応がきました。「ふぁんありがとう(はぁと)」ってコメントしてくれただけでなく、ブログにもコメントくれたり、ファンになってくれたり。なんてスマホを使いこなしてるんだろう、とびっくりですよ。

永山さん:そうですね。10代の子たちって、本当にスマホを見ている時間が長いんです。あと、やたら時間があるんですよね(笑)。だから「見てほしい」とか「聞かれたい」「答えたい」という願望があります。そういったユーザー特性を活かして、1日1問「Candyクエスチョン」という、運営側が聞きたい質問を用意しています。毎日6,000件くらいの回答が寄せられます。これをアプリの機能改善やリニューアルに取り入れることもあります。

おふたりは20代後半ですよね。それなのにCandyから出ている10代っぽさが的確だなぁと。10代のトレンドはどうつかんでいますか?

植田さん:10代の子がよく読む雑誌『Popteen』『Seventeen』などは毎月目を通して、最近の子たちのトレンドを学ぶようにしています。でもそういった一般の情報だけを参考にするのではなく、ユーザーの半歩先を取り入れることで、Candyユーザーにささればいいと思っています。
だから、ユーザーを見てトレンドをつかんでいるという方が正しいかも知れません。半分トレンド提案、半分キャッチアップという意識は持つようにしていますね。

永山さん:そうそう。ユーザーの動きは正直で面白いので、毎日ユーザーを見つめています。リアルな調査も行っていて、109前で10代の子たちにアンケートを取ったこともあります。やはり20代後半の私たちには分からないこともあるので、ユーザーに近づくことが大事なのかなと。
そのアンケートでユーザー世代の子たちは、パステル系のシャーベットカラーが好きなんだなとか、好みをリサーチしてCandyに反映させることができました。

Candyの機能で工夫したことを教えて下さい。

永山さん:色々ありますが、ひとつは限定感を出したこと。Candy内に日記機能があるのですが、それはアメブロと同期しているものです。ただ、Candy内で日々の記録を残したいけれど、アメブロに投稿したくないという子もいるんです。その子たちのために「Candy限定記事」を作りました。親や彼氏にアメブロのURLを知られているから、書きづらいこともあるみたいで。微妙な年頃ですからね。リアルな友達だけではなく、同じ趣味を持ったCandyユーザーとつながりたいという子もいるので、限定機能はかなりウケています。

植田さん:プリクラ帳です。これがかなり人気で、月に10,000枚くらいのプリクラがアップされます。みんな若いので「お母さんが見たら泣いちゃうよ~」みたいな、チュープリをアップする子が多いんですよ。(笑)。そこでプリクラ帳から「カップル」という1ジャンルとして切り出してみました。ラブラブなプリクラはそっちに集まるようになってきましたね。

チュープリ、懐かしい(笑)!

永山さん:Twitterなどへはさすがにアップしにくいですよね。見つけられやすいのはもちろん、炎上しちゃう可能性もありますよね。でも、女子同士では見せ合いたいという、女子特有の願望もあります。Candyはそれに対応します。Candyにアップすると「いいね」「うらやましいな」(彼氏がいることへの憧れを込めて)みたいな、いい反応が来るんです。
10代という世代で、かつ適度にクローズされた世界だからこそ、できることなのかも。それにしても「戻れない何か」がCandyの中にはありますよ(しみじみ)。

植田さん:分かる。「忘れた頃の何か」がありますよね。チュープリに限らず、「人生最大のピンチ」って投稿している子がいて、何だろうと思って読んだら「テストが返ってきて点数が悪いから死にたい」とか(笑)。こういうのを見て「あぁ、かわいいなぁ」といつも思っています(笑)。今はユーザーがかわいくて仕方ないんです。

後編に続く⇒気になるWebガールに会いに行く サイバーエージェント ホムペアプリ「Candy」担当 永山瑛子さん・植田祥子さん【後編】

Candy

永山瑛子さん
85年生まれ。2008年に新卒入社後、「Ameba」マイページなど基盤機能のアシスタントプロデューサーに。2009年3月にはコミュニティサービス「Amebaグルっぽ」立ち上げに携わる。2010年12月にはひとことブログ「Amebaなう」をメインプロデューサーとして立ち上げ。2011年8月の「Candy」の立ち上げ時からのメンバー。27歳。

植田祥子さん
84年生まれ。2007年に新卒入社後、女性系媒体のディレクターに。翌年4月に制作へとキャリアチェンジを図る。2008年4月~10月にマークアップディベロッパーとして修行した後、同年11月デザイナーへ転向。デザイナーとして芸能人スキン、広告案件デザイン、プラットフォームUIデザイン、アートディレクションなどに関わる。2011年8月の「Candy」の立ち上げ時からのメンバー。27歳。

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記事を書いたのはこの人

Written by

池田 園子(いけだ そのこ)

岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。
写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子