痩せるためには運動は必要ない!? ダイエットの誤解7つ~前編
乙女の永遠の願い「もっと痩せて美しくなりたい!」。そんな乙女の願いを叶えるべく世に溢れるダイエット法やサプリメント。しか~し! 中には当たり前のように信じられているけれど、意外と“誤解”も多いよう。そこで今回は“効果がある!”と信じられているダイエットの本当のところをご紹介します。
ジュースで内側からデトックス!
“デトックス”は最近になって作られた新しい言葉。「『ジュースクレンズ』などと呼ばれる商品は、ほとんどがエセ科学に基づいている!」なんて主張するドクターも多いようです。もちろん、3~5日間液体だけを飲んで過ごせば体重は減るかもしれませんが、普通の食事に戻せば体重も戻ってしまうことがほとんど。その上、空腹をガマンしたストレスでリバウンドしてしまうこともしばしば……。
肝臓や腎臓、そして肌には身体から自然と不要な物を排出してくれる機能が備わっています。私たちがあえて取り除かなければいけないものは残っていないうえ、そもそもジュースでクレンズできるようなメカニズムもありません。短期間で急激に体重を落とすようなダイエットは、ホルモンバランスを崩し若年性更年期障害の一因にも。まさに美は一日にしてならず! 甘い言葉に騙されないように気をつけて下さいね。
サプリメントは積極的に摂るべき!
痩せる! 肌が綺麗になる! と女性達がこぞって愛用するサプリメント。しかし、中にはその効果がはっきりと明らかにされていない物も多いようです。ダイエットサプリメントなどは薬と違い薬事法の規制を受けないので、何を入れて、どんな効果を謳おうと基本的には自由。国から“効果がある”と認められた食品は「トクホ=特定保健用食品」のマークが記載されているもののみです。さまざまな成分が入ったサプリメントは安価な原材料を使っている物も多く、安全性に疑問が残る物も。また、サプリメントによって過剰に栄養素を摂取してしまうことで健康を害する事例も多いんだとか。特に妊娠中、授乳中は病院で処方されたもの以外は服用しない方がベターかもしれません。
痩せるには運動が必要不可欠!
誰もが信じて疑わない“ダイエット=運動”。しかし、科学的には「運動は体重管理には必要不可欠だけど、体重を減らしてくれるわけではない」んだとか。オリンピックに出場するレベルのアスリートでもない限り、体重管理は8:2の割合で「食べるもの:動く量」に関わっているようです。“ダイエットには運動”と信じられるようになったのは、主に食品業界の策略。「食べても動けば大丈夫」というイメージを与えて“食べること”へのプレッシャーを減らそうとしたためと考えられています。例え運動によって代謝が促されても、人はその効果を過剰に評価してしまいがち。「今日は運動したから♪」と自分に甘くなったり、運動によってより空腹感が増し食べすぎにもつながってしまいます。もちろん、健康維持にとっては運動は欠かせないもの。しかし、ダイエット効果を期待しすぎるのもNGなようです。
甘い言葉に騙されないよう、心と身体に優しいダイエット法を探して下さいね。
▽ 後半に続く