美肌の大敵!?「シミ」のメカニズムを学ぼう!

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2013.05.27.Mon

子どもの頃はシミなんて、おばさんやおばあちゃんのものだと思っていたけど……? 若くてもいつの間にかシミはできてしまっていますよね。でも、どうしてシミはできてしまうの? 知っているようで知らない、シミのできるメカニズムについて、田宮エリー医師(南青山メディカルエステティック)に伺いました。

皮膚の構造を知ろう!

皮膚の色が一部だけ濃くなったものをシミといいます。一番外側が表皮、その下に真皮があります。表皮は角化細胞が分裂して新しい細胞が生まれ、徐々に水分を失ってかたちを変えながら上に押し上げられ、やがて脱落していく、いわゆる「ターンオーバー」を繰り返している部位です。その下に、基底膜を隔てて、真皮があります。真皮はコラーゲンやヒアルロン酸などでできています。

メラニン色素とは

表皮のなかで最も下にある角化細胞が生まれる層に、メラニン色素を作って角化細胞に与える役割を果たす細胞「メラノサイト」があります。「メラニン色素」を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
メラニン色素とは、角化細胞の核(遺伝子情報が含まれる大切な部分)を保護するためのもの。そのため、メラノサイトが刺激を感知すると、角化細胞を守ろうとして、より多くのメラニン色素が作られるようになります。

シミのできる原理

特定のメラノサイトが何らかの原因で、メラニンをたくさん作るようになってしまうと、周囲の角化細胞には多くのメラニン色素が与えられるため、その部分だけが濃い色になってしまいます。これがシミです。
加齢とともにシミが増えるようになるのは、皮膚のターンオーバーの周期が長くなり、メラニン色素を持った古い細胞が皮膚の表面にとどまり、皮膚がくすんでシミが濃く見えてしまうからです。古い細胞がいつまでもはがれ落ちないと、その下で生まれた新しい細胞が、上に上がっていけません。すると、メラノサイトの近くにとどまる時間が長くなり、より多くのメラニン色素を受け取ってしまいます。年を取るとシミが濃くなったり、増えたりするのはこのためです。

ほくろやあざはシミとは違う?

ほくろやあざも、皮膚の色が一部濃くなったものですが、こちらはメラニン色素ではなく、真皮に存在する、母斑細胞という色の濃い細胞が原因です。多くは生まれたときから存在しますが、年齢や身体の部位に関係なく、突然できる可能性があるのが特徴です。
また、薄く小さいほくろが後からできた場合、シミとの見分けが難しい場合もあります。

シミのメカニズム、詳しくわかりましたか? 次回はシミを作らないための方法についてお届けします。


田宮エリー先生
南青山メディカルエステティックに勤務する女性医師。
2001年に京都府立医科大学を卒業後、自由が丘クリニック千葉分院クリニックソフィア、成城メディカルクリニックなどを経て現職。

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記事を書いたのはこの人

Written by

池田 園子(いけだ そのこ)

岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。
写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子